まずは謎の物体をご覧いただきましょう。
通常コーヒー豆は麻袋と呼ばれる麻製の袋に入れて流通しています。それは、収穫後、水洗や乾燥、選別のあと日本国内で販売される直前まで、およそ数ヶ月の間、麻袋で保管されているということです。
ところが、この数ヶ月の保管状態によって様々な影響があって、たとえば湿度とか温度による劣化などです。
そこで、そういった劣化を防ぐために考え出されたのが「バキュームパック」です。
アルミ加工されたポリ袋にいれて真空パックされています。
なので、この真空パックを開けたときには、いつもの生豆とは違った、フルーツのような少し甘酸っぱい香りがします。
コーヒーは加工が進むにしたがって劣化のスピードが早くなります。
つまり 生豆→焙煎→挽く→抽出 といった加工の段階毎に劣化しやすいということです。
抽出後はただちに飲まないとおいしくないし、粉に挽いてからはだいたい3日ほど、焼いてからは2週間とされています。
生豆の劣化のスピードを遅らせる方法のひとつとしての「バキュームパック」です。
この方法が絶対というわけではありませんが試してみる価値はあると思います。