先日臨時休業をいただいて、半年ぶりに千葉の両親のところに行ってきました。
ついでに上野の国立科学博物館で開催されている「医は仁術」展を見学してきました。
「医の原点は江戸のあった!」
日本の医学・医療は世界の最先端と言われていますが、その始まりは江戸時代にありました。
山脇東洋が日本初の人体解剖を行い、その情報により各地で解剖が行われるようになりました。
1774年・杉田玄白らが翻訳した『解体新書』は、蘭学が急速に日本中に広まるきっかけとなりました。 人々を救うために、正しく人体がどのような構造であるかの解明が漢方医らも含めて始まったのです。
本展では当時の希少な解剖図などの史料の他、江戸時代の医療道具等も展示し、中国から来た漢方と西洋から来た蘭方が「医は仁術」が実践された日本で、いかに独自に発展して人々を救ってきたかを探ります。
また、最先端医療では人体の可視化をテーマに3Dプリンターによる臓器モデルなど、日本が世界に誇る技術を紹介します。
77年ぶりに発見された杉田玄白らの直筆掛軸や山脇東洋の『蔵志』原本が初公開となります。
数年前TBSで放送されたドラマ「JIN――仁」のヒットにあやかっているようで、ナビゲーターと音声ガイドはその主役の大沢たかおさんが務めています。
展示内容は新発見されたものや世界初公開の資料など、これから医者を目指す人や医療関係者、歴史好きの人たちにとってとても興味深いものだと思います。
私にはまるで読めない漢字で書かれた書物を熱心に読む人や、かたっぱしから写真に撮る人もいました。こういう展示物の写真撮影はいいのかどうかは知りませんが、係の人も注意てなかったのでOKなんでしょう。
展示の後半は現在の最新医療の紹介です。3Dプリンターで作った臓器モデル、プロジェクションマッピングによる人体モデル、iPS細胞、4次元CTスキャナ、内視鏡などの展示。
このあたりは協賛社の関係なのでしょうか少し唐突に感じました。
展示の最後は、最近「泣ける」と話題の鉄拳の新作描き下ろしパラパラ漫画です。
約8分のストーリー「受け継がれる仁」で思わず隣の人も涙ぐんでいました。
甥っ子のおみやげにつまらないものを買ってしまいました P35
レバーを押すと目が光ってパンチが飛び出すガイコツ E3c のボールペン。
そして転がしても常に目玉が上を向く玉。
この玉は衝撃を与えると不気味に光ります!
2時間ほど見学して両親の家に向かいました。
離れた場所に住む妹と姪も来てくれて、久しぶりに家族で食事をしながら近況報告や昔話しをしました。